マイケル・ノーベル博士 経歴

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[ 2008年11月01日 ] - [ 閲覧回数 : 17149 ]

 

マイケル・ノーベル博 経歴

 ノーベル賞の創設者である、アルフレッド・ノーベルの曾甥にあたり、医薬分野、情報システム、紛争解決の分野で、大きな影響力を発揮されています。この功績に対して、ユネスコ・メダル、アルバート・アインシュタイン賞、大十字勲章など、数多くの賞が贈られていますノーベル・ファミリー財団元理事長であり、現在ノーベル・チャリタブル・トラスト財団会長。

 20081010日 タイ王国タンマガーイ寺院において、プラモンコンテープムニー大師の生誕儀式でのスピーチ。

私は、平和活動の経験を積んできました。私は、スウェーデンで生まれ、現在は、スイスで生活しています。この2つの国は、100年間以上、他国と争ったことがありません。私の曽祖父の兄弟であるアルフレッド・ノーベルは、ノーベル賞を創立しました。

また私は、12年間、高い成果が見られる「ノン・バイオレンス(非暴力)プロジェクト」の、リーダーとして力を注いできました。この計画は、2百万人以上に達する世界中からの青少年がメンバーで、彼らは、色々な学校から、非暴力についてのカリキュラムを受けています。

 この他に現在は、都会の子供たちが、非暴力主義での問題解決のための、様々な財団の委員を努めています。

ベストセラー本のひとつに、African Genesis:アフリカン ジェネシス 日本題『アフリカ創世記―殺戮と闘争の人類史』というロバート・アードレイによって書かれた本があります。ロバートアードレイは、人間が本来、捕食者で暴力の傾向があると仮定しました。

そして、通常、人々が殺しあわないのは、両親、先生からの教育と罰、または報復の恐れからだと述べています。

人は、まだ、自分の狂暴さを消す努力をしていません。沢山の人は、同じ世界にいる人間を殺しても、平気だと思っていることから見れば、人は、憐れみ深く、思いやりのある生き物だとは、信じ難いことと言えるでしょう。

 しかし、まだ世の中には、本当に、親切で良い人が沢山います。それらの人々が、慈悲と無私無欲をもって、人が粗暴だという見解を見直させてくれます。ですから、暴力を振るうことが、人間の本質だとは、一概に言えることではありません。

若者たちが、人生の苦痛 、難病、そして貧困と戦うために、また、人生の様々な知識を学ぶために、何百万人もの人々が、自分の命を捧げて貢献しています。それらの行いは、若者の命と財産を保護するもので、道徳と真理という価値観を、彼らに理解させるためです。そして、今日ここに、その卓抜した手本である、タンマチャヨー住職がいらっしゃいます。

住職と多くの貢献者の成果で、この世界に多くの変化を起こしました。それを皆が、見聞きしたことがあるはずです。

 世界大戦は二度起こり、長い間の冷戦を含めて、それは、人々を苦しませました。かつてヨーロッパを二分したこの戦争も、20世紀の終わりに、それぞれの国を一つにまとめました。国同士を兄弟へとつなげ、経済圏を築きました。このことから、「私たち人間は、変わることができる」と信じられます。

この例からは、人間の粗暴さを証明することではなく、人間の本当の姿を映しています。そして、これは、人間の真実の姿です。しかし、これまで、人間の姿は、報道機関を通じて、醜悪さのみが報道され、様々な善行は、殆ど報道されません。報道機関は、数少ない残酷な悪い人間のニュースばかりを報道しがちです。

次に、瞑想について話します。私は、タンマチャヨー住職に会うまで、瞑想を経験したことがありませんでした。今回は、初めてでしたが、私も内面から静寂と和らぎを感じました。

このように心に安らぎがある人には、外界の暴力と関わることは有り得ません。私は、自身に心のバランス、静寂を与えてくれる瞑想を、教えてくれた住職に感謝いたします。このような経験から、心を静止させることをより以上に知る為に、タンマガーイ寺院で行われる瞑想のコースに、参加をすることを決心しました。

 私は、世界中の政治家や、様々な官僚たち、軍人に至るまで、すべてのリーダーが、住職の教えを実践すれば、私たちの世界が、平和でより住みやすくなる、という多大の自信があります。

 私は、これまで行われてきた住職の活動を拝見して、非常に感動しました。また、寺院と財団の、様々な活動と成果は、本当に印象的であり、それらについて述べさせてください。住職は、内面の平和から始まる、世界の平和を築く努力を続けてきました。内面の平和を生み出す瞑想に励むことを通して、国籍、宗教、人種間の違いを結びます。

平和や人の道についての教え、そして住職の慈悲は、世界中の多くの人々に、影響を及ぼしています。住職の社会活動の結果、人徳の教えや説法は評価され、国際的な賞を、何度も受賞しています。内面の平和をもたらす瞑想についての教えは、多くの人を励まし、彼ら自身が、自分の人生の価値を尊敬し、平和な生活が送れるようになっています。

住職は、非暴力を促進する、偉大な教師です。その教えは、学んだ多くの人々を力づけ、素晴らしい人生を与え、また、世界平和に繋がる多大な貢献は、世界中で認められました。

例えば,倫理学クイズコンテストは、ユネスコから、非暴力と平和推進活動プログラムとして賞賛され、タイ国王から賞を授かりました。この活動は、2000年9月に行われた「私たちの子供たちの将来」会議で、1600のNGO団体に紹介されました。

 2006年ジュネーヴ大学にて、小学生から大学生、一般人まで約570万人、そして、およそ2万箇所の教育施設が、このプログラムに参加しました。タイの大多数の学校は、カリキュラムに取り込みました。

 このプログラムの目的は ただ倫理と道徳を奨励するだけではなく、参加者の家族愛と理解を促進するためでもあります。このことは、住職が、世界の人々に価値ある存在の若者へ、倫理と道徳を教えることを通じて、平和を築くことに正しいビジョンである、ことも説いています。 

 住職の人道的な仕事は、スマトラ島沖地震津波、洪水の被災者援助、孤児、貧困な山賊民族への援助も含まれます。さらには、「反たばこ運動」も支持され、教育的なプロセスと仕事の活動構成は、住職の仕事の特質の一つです。     

住職は、世界中の多くの視聴者に多大な益を生んだ、仏教放送DMCを始めました。最近、DMCは、テリー賞という国際的に有名な賞を授与されました。そして、瞑想効果の最高の証明は、今、私の眼の前にいる30万人の人々であり、すべての人が、幸せそうに笑顔でいることです。

 

誰もが、親しみやすい笑顔をしていて、傷つけあったり、ぶつかり合うこともない。これは明らかに、住職の教えからの結果です。どなたにも、私が述べたように、もし、この方法が世界中に広がれば、本当の平和と調和が生まれると断言できます。

 

今日、この会議が開かれることは大切です。集まったのが、世界のごく一部の人々であっても、重要なことです。なぜなら、平和は自然と生じてくるものですが、大勢の人の協力から生まれなければなりません。そして、一人一人が知っておくべきことは、私たちが変化を起こすことができるということです。

一番大切なことは、私たちが周囲の人々に、瞑想による平穏を伝えることです。なぜなら、マハトマ・ガンジーとマーティン・ルーサー・キング (牧師) 時代の、世界平和を築く努力も、一般人の人々の協力によって生まれたからです。他人の困難を理解し、瞑想を実践するように伝えることです。

瞑想は、本当にすばらしい手段です。これは何の道具も必要としない、薬も使わず、外部から何の支えも必要としません。ただ瞑想の方法について理解するだけです。

何も持ち合わせる必要がありません。どこに行こうが、瞑想を自分の心に持っていくだけです。瞑想は簡単なものです。それをマスターするのに、何年も時間を使うことはありません。

世界中、誰でも、瞑想を学び、鍛えることができます。そして、瞑想をすることで平和、平穏、心の安らぎ、満足感、幸せ、自信、そしてポジティブな考えが起こります。これらを、どうやって世界中に広めるべきか、これは、私たちが、助け合わなければならないことです。

 あなたの家族のメンバーに、友人たちに、仕事仲間に、これらの教えを広げるのは、あなたの役目と責任です。水の中に投げ入れた波紋のように、幸せになるための瞑想の教えも、世界へ大きく広がっていきます。外へ、そして世界へ押し流し、最後には暴力も負ける、これこそが、私の希望であり、確信していることです。

 


 African Genesis:アフリカン ジェネシス

日本題『アフリカ創世記―殺戮と闘争の人類史』ロバート・アードレイ,徳田喜三郎・森本佳樹・伊沢紘生訳,筑摩書房)

 



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