二番はいない16

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Dhamma Articles > クンヤーイの生涯
[ 2008年12月18日 ] - [ 閲覧回数 : 17640 ]

『二番はいない』

クンヤーイ(お婆さん) ウバーシカー(優婆夷)

チャン コンノックユーン

の生涯

16.クンヤーイの訓練法
 
クンヤーイは、ルァンプーが亡くなった後、本心としては実家に戻りたかったのですが、ルァンプーを深く尊敬していたため、その遺言にあった、法身瞑想の後継者を待つように、という指示を尊重して、そのままワット・パークナーム寺院に残って、瞑想に興味のある人たちを集めていました。
 
特別瞑想場で、瞑想だけに励み続けてきたクンヤーイは、人に教えると言う経験はありませんでしたが、法身の瞑想法を広めるために、自分の生活様式を変えました。朝四時から朝食まで瞑想をすると、午前8時半からは、瞑想の指導を始めました。
 
当初、クンヤーイを訪れた人々は、既婚者、仕事を持つ人、あるいはお年寄り、などの方々でした。訪れる理由は、「親戚が病に倒れ、どの病院に行っても回復しない、どうすれば良くなるのか」「子供や伴侶が失踪したので、捜して欲しい」「亡くなった人に供養したい」などの、相談ごとばかりでした。クンヤーイは、相談に訪れた人たちに対して、直ぐには、その相談事を解決しようとはせずに、必ず「まず心配なことを忘れて、心を平穏させるために瞑想しましょう」と勧めました。
 
初めて来た人たちは、直ぐに相談事に応じてはくれずに、瞑想を勧めるクンヤーイに、不平不満を抱いていましたが、口には出せずに渋々と従っていました。クンヤーイは、一緒に瞑想を始めた相談者たちの、心にある心配事、怒り、不安などを、瞑想を通じて和らげさせ、過去の功徳などを思い出させました。もし、その人が、ある程度瞑想ができれば、クンヤーイと瞑想を行えば、その人の心が輝いて、光や平穏を感じながら、幸福感に包まれて、仏法の、心の拠り所としての重要さが見えました。すると、この人たちは、後に、沢山の親戚や友達たちを連れてきて、クンヤーイに会わせました。
 
また、瞑想指導が終る5分から10分前に、瞑想している人たちの中の誰かが、悪い事を行っている事を心の中から読み取ると、誰とは言わずに注意を行いました。心当たりのある注意された人は、瞑想したことによって心が柔軟になっているので、この言葉に素直に従いました。これは、クンヤーイの、当初の人を訓練する方法でした。
 
ルァンポーがクンヤーイと瞑想を始めるようになり、クンヤーイはその資質を見抜いて、特別な訓練を課しました。ルァンポーが、ルァンポータッタなどの若い学生たちを連れて来ると、クンヤーイは、ルァンポーを皆のお手本となるようにしました。そして、この若者たちを、強い絆で団結させるために、様々な規則を定めました。
 
この方法は、仏陀が行った、若い僧侶たちを訓練し、布教のために各地へ派遣したやり方と同様のものです。クンヤーイは、教育を受けていない、ただのひとりの女性ですが、その熱心さと、目的を遂げるまでは絶対に立ち止まらない、と言う揺ぎ無い信念を持ち合わせていて、ルァンポーなどの若い学生たちを、法身の瞑想法を広げるため強い絆で団結させて、仏教の将来のための担い手とさせました。
 
19694月ルァンポーは、カセートサート大学を卒業しました。クンヤーイは「これでルァンポーは世俗的な学問は終了した。これからは、仏法を学びながら、修行に励む僧侶になる時期が到来した」と考え、以前からルァンポーが持っていた、出家の望みを認めることにしました。ルァンポーが、この提案を喜んで受けると、クンヤーイの瞳は、喜びで輝き、満面の笑顔を見せました。長い間、法身の瞑想法を守ってきた努力が報われた、と感激の面持ちでした。
 
クンヤーイは、ルァンポーを善の種だと思っていて、これから将来、この種が、仏道と言う清らかな道で大きく成長して行く、と誇りを持って確信しました。その日の夜、弟子たちが揃った中で、クンヤーイがルァンポーの出家を告げると、皆は、喜びに湧き上がりました。
 
同年827日満月の日、ルァンポーは、ワット・パークナーム寺院の本堂で、僧戒師を、現在のワット・パークナーム寺院住職として、出家しました。そして、僧名を「タンマチャヨー(法身で勝利する者)」と授かりました。この出家は、仏教に命を捧げ、法身の瞑想法を世に広げると言う、壮大な目的を持っていて、ルァンポーの果たすべき役割は、途轍もなく重要なものと言えるでしょう。 

 

 


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