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[ 2008年10月31日 ] - [ 閲覧回数 : 18280 ]
        

 
  私たちは現代社会を行き抜くためには、様々なストレスを心に蓄積していきます。これが、体と心を蝕む原因となっていくのです。私たちは、自分の体の汚れは、毎日シャワーを浴び清潔に保ちますが、心の汚れをどのように落とせば良いのでしょう。 
 濁った状態の水が入っているコープがあるとします。この濁った汚い水を、澄んだ水にするために、一番簡単な方法は、ただ放って置くことです。これと同様に、心の汚れも、ただ中心に静止させれば、自然に澄み切った綺麗な状態になります。 
 このように、瞑想とは、心の洗濯とも言えるものです。毎日、瞑想を励行し、この心の汚れを洗い流し、本来の輝く心を取り戻し、心身ともに健康となりましょう。 
                瞑想法 
心身の整え方

 基本姿勢 

 瞑想の基本的な姿勢は、胡坐をかいて座り右足を左足ふくらはぎの上に置き、右手のひらの上に、左手のひらを乗せ、軽く目を瞑る姿勢です。背筋は、真っ直ぐに伸ばしてください。 
 しかし、これに囚われず、自分が楽な姿勢で座って体が緊張しないように楽にすることです。例えどの一部でも体が緊張すると言う事は、間違った方法であることへの訴えかけです。
 
◎ これでも構いません
 座る際はクッションを使っても、使わなくてもかまいません。自分にとって座り心地がよい体勢を整えてください。座っている姿勢が辛くなれば、楽にしましょう。無理をせず足なども組み替えてください。瞑想は決して我慢比べや、人との競争ではありません。 

目の瞑り方 

 目を楽に瞑りましょう。眠りに入る前の状態のように、軽く目を瞑ります。自然に優しく、力んで瞑らないようにして、静かに目を瞑ります。 

緊張の開放 

 全身をチェックして、体のどの部分も、力んでいないか、緊張しすぎたりしていないか調べてみましょう。笑顔でゆったりと坐ってください。そして、体全体の筋肉をリラックスさせましょう。頭の部分から、ひたい、まゆ、まぶた、目の周りの筋肉、顔の筋肉、首、両肩の筋肉、両腕から指の先まで、胸周りの筋肉、両足の付根から爪先まで、リラックスします。 

呼吸の調え方

 2-3回、深呼吸をしてみましょう。息を吸い込むとき、体の全ての細胞に幸福や喜びを吸収するように。そして、息を吐き出すときは、悩みやマイナス感情を放つように。ゆっくり、自分の心を日常の仕事、友人、家族、勉強、物事などから自由に開放しましょう。 

瞑想の開始

 1.瞑想対象の思い浮かべ方     
  
 まず、体の内部がないと想像してみます。これから、身体の中心に心を留め静止させます。中心は、お腹の真ん中、臍上約2本の指幅にあります。次に、身体の中心即ち、お腹の真ん中に心を統一し集中できるように、心があちらこちらへ行かないように、これから瞑想の対象をゆっくり思い浮かべてみましょう。 
 瞑想の対象として、水晶球を思い浮かべてみます。どんなサイズでも結構です。その水晶球は、正午の太陽のように明るく、万月の月光のように涼しいものだ、と想像しましょう。心を中心に留め静止させ、イメージ対象を思い浮かべ続けます。 

☆ これが大切です

 身体の中心に心を留める感覚とは、空から落ちた羽根が水面に接するように、軽く軟らかい感じです。羽根が水面に接するときの柔らかさをイメージして、同じように身体の中心に心を留めてください。はっきり、見えなくても構いません。どのように見えても満足してください。 

◎ これでも構いません

 しかし、初心者にとっては、身体の中心がどこにあるのか迷うことかもしれませんが、意識しすぎないでください。ただ、ゆったり心をお腹の真ん中に留め、体や心のリラックス状態を保ちつづけましょう。 

 2.心で言葉を唱え方

 もし、心が他の事を考えてしまったら、もう一度心を中心に留めながら、言葉も唱えてみましょう。唱える言葉は「サンマー・アラハン」です。これは、心を純粋にするという意味です。この言葉を軽く柔らかく心から湧き上がってくるように、静かに心で唱えます。そして、その声は身体の中心からでてきているように想像してください。このように、「サンマー・アラハン」を唱えながら、水晶球も思い浮かべましょう。 

☆ これが大切です  

心が落ち着くと、自然に「サンマー・アラハン」という言葉を唱えるようになります。しばらくすると、この言葉を唱えることを忘れるか、あるいは唱えたくないと感じてきます。ただ、心を水晶球に留めたいと感じます。このように感じたら、言葉を唱えなくても構いません。心を水晶球にゆっくり、優しく留めてください。 

 ◎ これでも構いません

「サンマー・アラハン」以外の言葉、例えば、リラックス、幸せ、のんびり等、自分が心地よくなる言葉なら構いません。 

 

4.瞑想が終わる前に  

 最後に、自分が得た内面の平和と幸福を、すべての人種、国籍、信仰、信条に関係なく、生きとし生けるもの、すべてに広げましょう。 
 それらが私の国にいても、どこにいても。同じ人種でも他の人種でも。私のことを好きでも嫌いでも。私を家族のように、友人のように、敵のように思っていても。
 瞑想からの純粋なこの思いやりが、彼らの心にあるすべての怒り、悲しみ、苦悩を取り除きますように。苦しんでいるなら、苦悩から解き放たれますように、幸せなものはより幸せになれますように。すべての人種、国籍、信仰の人々が平和に、寛容さと思いやりの中で共存できますように。 

 このような思いを実現するために、あなたも、今日から、瞑想を始めてみませんか。 

  

 

 

 

 


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